もうすぐゴールデンウィーク!
日本全国がお祭りウィークのようになるこの時期、私はあえてのんびり過ごすのも好きです😪🏝
そんなわけで、お出かけする人もしない人も!
旅先の空き時間に、ゴールデンウィークの中休みに。せっかくの連休は、本や映画を見ながら自分を振り返るのもいいかも。
今回は、イツミさん と Curtisのおすすめ本と映画を紹介します😊🤝✨
インタビュー記事☺️🎤
- イツミ:何も考えないで、カリフォルニアに来ちゃいました ↗︎
- Curtis:山登りに来て、そのまま日本に16年。安定感の秘訣を語る ↗︎
なんとなんと。イツミさんとCurtisのおすすめ本が同じでした!
大阪出身で絵や音楽が好きでカリフォルニアに住んでるイツミさんと、アメリカ出身で山が好きで日本にずっと住んでるCurtis。
出身やこれまでの人生、性格もぜんぜん違う2人が、数ある書籍の中からみんなへのおすすめとして選んでくれたのがこの本でした。
名作とはこういうことですね〜📖✨
夜と霧
オーストリアのウィーンで精神科医として研究をしていたヴィクトール。
最愛の妻にもめぐまれて平和な生活を過ごしていましたが、ナチスのオーストリア併合により事態が急変。ユダヤ人であるというだけの理由でナチスに捕らえられ、他のユダヤ人とともに強制収容所へ送られてしまいます。
世界史上、最悪の悲劇と呼ばれたホロコーストの渦中。地獄のような環境で生まれる苦悩の中でも、フランクルは良心と人間愛を失うことはありませんでした。
感情を失うような極限状態の中でも、自然や芸術、ユーモアに触れると、人間は苦悩から距離を置くことができる。これらは自分を見失わないための武器だ。
すべてを奪う強制収容所の中でも「与えられた環境でいかに振る舞うか」という人間としての最後の自由だけは奪えない。
そして、「生きる意味」とは…?
ヴィクトール・E・フランクル著
みすず書房
本を読んでみたくなった人は → こちら
1947年に初版が出版されてから、世界中で今も読みつがれるロングセラー。現代の私たちが読むからこそ、「今の時代に希望を持たずにどうする」という気持ちになる一冊です。
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ファイトクラブ
続いて、イツミさんのおすすめの映画はファイトクラブ👊💥
ブラピが出演しているケンカの話。とも思われがちですが、実は哲学的な意味が込められた映画です。
口外してはいけない秘密のクラブ、それがファイトクラブ。
映画が終わるまで名前を明かされることのない「僕」が主人公です。
大手自動車メーカーで働く「僕」は、高層マンションに住み、家具や持ち物にこだわりを持つ日々を過ごしています。経済的には不自由のない暮らしをしている「僕」ですが、仕事は単調で退屈。
おや?「僕」のような人、現代社会によくいませんか…?🤔
映画の中の「僕」は不眠症。何かを感じることを忘れてしまい、放心状態でぼーっとした人生を生きています。
「僕」が象徴するのは、「合理化」に支配された現代社会。
大量生産と画一化。消費製品や消費者は入れ替え可能。
マーケティングは商品をそれぞれ違ったものに見せかけるけれど、実際はそれらに目立った違いはないのです。
合理化された世界は
人々を孤立させる
消費資本主義に従順で無気力な人々を生み出す
そして、命令に従うだけの人生を生きるようになる…
そんな現代社会に戦いを挑むのがファイトクラブ👊💥なのです。
監督:デイビッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット、エドワード・ノートン 他
1999年 アメリカ
139分
映画を見たくなった人は → こちら
資本主義については、以前インタビューしたタイのJuriも芯のあるメッセージを持っていて。
インタビュー記事😊🎤
- Juri : 多くの軸で自分らしく。ジュリ・ベーカーのクリエイティブな生き方 ↗︎
国籍も生き方のスタイルも、個性豊かなsiesta interview。でも、こうやって色々紡いでいくと共通したメッセージも見えてきます。
自分らしく生きる人が大切にしているメッセージには、国境は関係ないのだなとも思います😊💭
みなさんは、何を感じましたか?🤫