何も考えないで、カリフォルニアに来ちゃいました(後編)

イツミ:Cafe

流れでカリフォルニアに来ちゃって、15年。

イツミさんのインタビュー、前編は → こちら

 

ー えっ😳😳‼️‼️ 勢いがすごい(笑)

何も考えてなかったんですよねぇ…(笑)若さゆえの。


始めは遊びにいくような感じで。学生としてしばらくカリフォルニアにいて、そのうちプロポーズされたので住むことにしました。



ー 流れに乗った感じですね。以前から海外に住みたいとか思ってたんですか?

いや…。当時の恋愛で、好きになりそうな人が既婚者だったということが何回か続いたんですよね。このまま日本にいても、この先、私には既婚者しか見つからないんじゃないかと思って。


それで、海外に来ちゃいました(笑)


仕事のこととかも全然考えてなかったですね。



ー 思い切りがいいですね(笑)。日本から離れることに名残惜しさはなかったですか?

絵を描いたり文章を書いたりするのが好きだから、家にいるのが好きなんです。


外出するとしたら週1日、多い時で週2日とか…それで限界(笑)


やりたいことがたくさんあるから、誘われてもわりと断るタイプだし、やっぱり家がいいですね。


旅行にも興味がないし、アメリカでも日本でも、どこにいても部屋にいるタイプなので住む場所は問題ないですね。


今住んでいるカリフォルニアでも、家から海まで車で15分くらいだけど、あまり行かないんです(笑)


描くことと、家が好き。

イツミ:絵描き

カリフォルニアの自宅にて

 

ー 面白いですね。こういうイツミさんらしさは、今の仕事とはどう繋がっていますか?

私は学校に馴染まないタイプだし、子どもの頃から学校が面白くなかったんですよね。小学生、いや、幼稚園の頃から教室を勝手に抜け出してたんです(笑)


かといって学校が嫌いというわけではなくて、こんな学校があったら面白いのになみたいには思っていました。集団が嫌なのではなくて、「こんな集団があったらいいな」というイメージ。


みんなと同じことをやるのは、面白みがないなと思っていて。それで教室を抜け出しては、自分のやりたいことをやってましたね。



ー 幼稚園の頃から抜け出してたんですね。もはや本能レベル(笑)

その後、どうなっていったんですか?

始めは、なんとなくブログを書いていたんです。たしか20代前半の頃で、まだ大阪に住んでいた時。


私は「何か視点が違う」と思われてたみたいで、周りの友達に、生きやすさについてリアルな悩みを相談されることが多かったんです。それで、誰かの助けになるならと思ってブログを書き始めました。


その後、ブログはしばらく休んでいたんですけど、上の子が1歳の時に急に思い立ってライフコーチングの資格を取りました。


その時はほんとうに何も考えてなくて。資格を何かに使うつもりはなかったんですけど、人の理解をしたいなと思って。


学校で勉強して、ライフコーチングの資格をとったのが息子が1歳くらいの時です。8年くらい前。

 

ー えっ😳‼️ 1歳って子育てでも大変な時期だと思うんですけど、そんな中でライフコーチングの資格を取ったんですか?すごいですね。

いや、逆に楽でしたよ。動き回らないし、育児は片手間でできる感じだったので…。

1歳くらいだったら、「いくらでも大丈夫」って感じ(笑)

 

イツミ:ファミリー


資格を取った後は、育児やさらに次の子が生まれたりちょっとバタバタしていたんですが、「Black Sheep」というオンラインコミュニティを立ち上げました。

日本の女性たちに向けて、人生の悩みや生きやすくなるための情報交換などができるFacebook上のクローズドな場所です。

 

ー Black Sheep はどんな経緯で作ったんですか?

そもそも、20代前半からブログを書いていたんです。「どこにいてもフィットしない自分」というのがいて、その悶々とした思いを綴っていて。

 

これは誰かに向けたものなどではなかったんですけど、途中全く書かなくなった時期を経て、ブログを再開した時にいろんな方々から感想や相談メールをもらうようになって。

 

「お互い情報交換できたり、インスパイアしあったり、一緒に何かを創作できる相手が見つかるようなコミュニティがない。じゃあ、作ろう!」と思ったのがBlack Sheepのきっかけ。

 

1人でなんでも自己完結できるDIYもいいけど、私が住んでいるアメリカでも言われているDIT(Do It Together)がいいなと思って。

 

ー Do It Together 😊🤝‼️ siesta magazineもテーマにしていることです。

Black Sheepは当初の予想をはるかに上回り600人以上のメンバーが集まったんです。こんなに悩んでいる人が多いんだ…と思って。

 

ただ、Black Sheepでは私が前に出すぎてしまって。主催者でもある私が出すぎてしまったことで、メンバーとの意見交換がフラットにできなくなってしまったんです。それで形態を変えようと。

 

それで今度は自分が前に出すぎない、現在のInstagramのスタイルになりました。

 

これがきっかけで、心理の知識とかけ合わせた今のような仕事のスタイルを思いつきました。Instagramの発信を始めたのが、今から5年前くらいのことですね。 

itsumi talk

心理学的な話をイツミさんらしい抜け感のあるイラストで表現し、Instagramで発信中



ー 自分のやり方で、自分の世界を作っていくのが好きなんですね。

そうですね、面白いと感じる部分とそうでない部分の差が激しいのかもしれないです。



ー 好きなことへの想いが強いとも言えますね。日常生活で、自分のやりたいことをやるために気をつけていることは?

自分の好きなことをやるために、他のことともバランスを取るようにしてます。


家事をちゃんとやるとか…。こういうことができてないと怒られてしまって、その結果好きなことができなくなってしまうので。


やることはきっちりやりつつ、空いた時間で自分の好きなことをやるというバランスの取り方には気をつけてます。


掃除や料理もほぼ毎日するし、洗濯も2日に1回。ハードルは高くしないようにして、音楽を聴きながらとか楽しくやってます。


好きなことをするために、怒られるスキを作らないようにしてますね。



ー 自由に好きなことをやる分、相手の空気を読むのがうまいんですね😏💭

ちなみに、日本にいた時はどんな仕事をしていたんですか?

20代の頃は、大阪で歯科衛生士とタトゥーショップの仕事を掛け持ちしてました。


歯科衛生士の職場は働き方が少し変わったところで、正社員なのに週3日休みがあったんです。それで空いた時間にタトゥーの仕事をしてました。


どちらも機械仕事だけど、歯科衛生士とタトゥーアーティストってなかなかない組み合わせ。

 

油絵

こちらはイツミさんが描いた油絵

 

ー へぇー😳‼️ 自由な発想の組み合わせですね。

子供の頃から落書きを描くのがすごく好きで、運動場で待たされる時にも地面に絵を描いていたくらい。それがタトゥーにつながっているのかも。

タトゥーは中学生くらいの頃から憧れていて、今もタトゥーが入っているのが自分らしいと思います。


初めて入れたタトゥーは、星。母親に言われたことを守って、20歳まで待ちましたけど。



ー 「好きなことをやろう」と思っても金銭的な心配があるという人が多いと思うんですけど、イツミさんの場合はそういった心配はなかったんですか?

何も考えてなかったですねぇ…(笑)


私、あまりお金を使わないんですよ。高級ブランドに興味があるわけでもないし、洋服も毎日同じでも気にならないし。


もともとが質素なんですよね。山小屋で山菜をとって生きる、でも大丈夫ですし。


だから、生活レベルをギリギリまで下げても全然大丈夫。


「お金が心配」という人は、生活レベルを下げたくないという人も多いんじゃないかと思うんですよね。


結果はそのうちついてくると思いますよ。



ー いい感じの抜け感が漂うイツミさん。カリフォルニアにいても(どこでも)外出や旅行にあまり興味がないそうで、家にいるのが楽しいそう。


私も用事がない時は家にいるのが好きなので、こんなに家時間をエンジョイしてる人の話を聞いてなんだか嬉しくなりました(笑)


ー 最後に、これから叶えたいことはありますか?

私あまり考えてないんですよね(笑)


今の感じで引き続き日本の皆さんとお話しできたらいいなと思っています。


そのうち、日本でワークショップのツアーをするのもいいですね。


あとは、絵描きの活動ももっとやっていきたいですね。今、オーストラリアのバンドのジャケットに私の絵を使わないかという話も出ていて。


1番の夢は、いつかB’zの稲葉さんに私の油絵を買ってもらいたいんです❤️‍🔥


とにかく稲葉さんがいいんです(笑)

 

油絵

イツミさんが最近描いた油絵。稲葉さーん!!見てますかー?(笑)



もし稲葉さんと知り合いの読者の方がいましたら… 

イツミさんの次の夢が叶うよう、ぜひこの記事のことを伝えてください😊‼️


イツミさん、カリフォルニアからどうもありがとうございました🥳🎉

 

イツミ

THE POWER OF TALKING!

毎日読むだけで人生を攻略するヒントになるかも

イツミさんのインスタグラムはこちら → ITSUMItalk

 

もっとイツミさんを知りたい人は、こちらの記事もどうぞ😊

"国も生き方も全然違うのに、共通点が見つかる本と映画"

 

 


Photo provided by イツミ

Text by Natsuko

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4件のコメント

生活レベルを落とすこと、じぶんのやりたいことを叶えていくために、お金という課題に向き合うために、大切なこと。
今まさに山小屋に山菜のような生活。
でも、あんまりこの状況を受け入れられていなかった。質素な生活でもだいじょうぶであれば、もっと楽しめていただろうと思う。
でも、今度はちゃんと、じぶんのために、行きたい道を行こう。
なんと言うか、じぶんがやりたいことをやるために、ほんとうに大切なことを守るために、いろんなもの手放してスッキリ生きていきたい✨

Lei

朝、一番最初に表示されるInstagramの投稿がitsumiさんの投稿です。それを見るのが毎日の楽しみです。どのメッセージも、自分にしっくり落とし込めて不思議な感覚です。無くてはならない物です。itsumiさんどんな方なのか、凄く気になっていたので、興味深く記事を読ませて頂きました。ありがとうございます!

chai

インスタグラムやPodcastでイツミさんのファンになりました❣️
インタビューでこんな方なんだ!と思いまた考え方や行動が
本当にかっこいいなと思いました❣️
稲葉さんどうかジャケットにしてください🥺

Saki

FBのBLACKSHEEPに参加させてもらってからファンです!いつみさんは謎な人だったので今回のインタビューとっても嬉しかったです。

育美 本山

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